2022年8月末の土曜日。花火ファンの聖地とも言える、秋田県大仙市で行われる全国花火競技大会へ行ってきました。
この大会は聞いたことある人も多いと思いますが、全国三大花火の一つとしても有名で、全国で二ヶ所しかない内閣総理大臣賞が授与される名誉ある大会となっています。
(ちなみに、あと二つは土浦花火と長岡花火)
そのためか、花火の質が非常に高いことはもちろん、観る側も目が肥えた人が多く、中途半端玉があがろうものならため息が聞こえるレベルで非常に緊迫感ある面白さがあるのが特徴です。
ラストは、[尺玉三十連発]というプログラムで、秋田県民歌に合わせて上がるんですが、絶対三十なわけないド迫力で、秋田になんのゆかりもないワタクシが秋田県民歌を熱唱できるレベルで会場が盛り上がるこの一体感。そこからの、光り物でのエール交換がお決まりの流れでライブっぽく面白い!エール交換のアナウンスが入る前からみんな用意して、曲がかかればだんだんライブっぽい振りになっていく流れを見ながら夏が終わってゆくのが大曲の楽しみ方ですね。
単なる花火だけでなく、このライブパフォーマンス的な一体感が楽しめる大曲花火。機会があれば是非とも一度は訪問してみることをおすすめします!
秀麗無比なる鳥海山よー
狂乱吼えたつ男鹿半島よー
神秘の十和田は田沢と共に
世界に名を得し誇りの湖水ー
とコレが歌えればバッチリ大曲マニアです。
(しっかし、郷土の土地推し推しの歌詞でかなり凄い秋田県民歌)
久しぶりの花火大会の復活で、大曲に来ているだけでも嬉しいのに、さらに私にとっては朗報が。なんと、マルゴーさんが大曲花火で優勝!(内閣総理大臣賞受賞!)
創造花火で、リベラでキター!ということで、僕の中では上位になってましたが、まさか優勝とは驚きましたー。
改めて作品を見ると、いつもの時間差を抑え、テーマに沿ったまとまりのある構成、余韻をしっかり残して曲と作品名を引き出したメッセージ性のあるバランスの良いプログラムに思えました。同じく山梨の斉木煙火本店さんは賞は取れませんでしたが、神明と同じく今年は得意のパステルを控えめにしウクライナカラーで平和への祈りを強調されており、見応えあるプログラムでした。
今回優勝会社が来年の特別スターマイのプログラム枠を担当するので、来年も見に来ないといけないじゃないかー!
今年の大曲は天気がかなり厳しくて、延々とほぼ無風で若干アゲンスト気味という中、さらに2mmくらいの雨が降り続け、煙は残るわ雨が降るわで散々でした。
一番の目玉、横幅800mのワイドスターマインである大会提供花火も雲と霧の中
比較的まともにみれたスターマインでようやくこのような状況に・・・。
それでも全国から集まった花火ファンは雨の中でもくじけず、三年ぶりの全国大会を、楽しむことができました。最後には大曲定番のエール交換。もってきたサイリウムが年々進化してLEDタイプになりました
定員を約半分に減らしたりと痛みを伴いながらのコロナ対策を実施。運営の皆様に感謝です。